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![]() Special Race Report R2-1 全日本ロードレース選手権第7戦 GP250クラス 鈴鹿 |
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快晴に恵まれた5日(日)の鈴鹿サーキット、午前8:00。グランドスタンドには早くも今シーズン鈴鹿サーキットでの最後となる “全日本ロードレース選手権”を楽しもうという観客が続々と集まって来ている。
昨日の公式予選は雨のコンディションから回復していったために決勝レースでは異なるセットアップが要求される。各チーム共、午前のウォームアップ走行で今日のドライセッティングを見つけなくてはならずメカニック達はマシンの調整に余念がない。
8:30よりコースインして行ったGP125の走行を見る限り、路面状況は良好なようだ。僅か15分間という短い時間の中でライダーは路面状況を把握し、感触をメカニックに伝えコンディションにマッチさせるセッティングを施さなくてはならない。そうした意味では、決勝を占う意味でも見逃せない走行時間である。
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いつもより早く大治郎はピットにいた。ウォームアップ走行のためNSRはすでにスタンバイされている。
「事前テストから公式予選の昨日まで、すごく良い流れで来ている」とホンダスタッフが語るとおり、着実にNSRは調子を上げているようだ。9:00ジャストのコースオープンによりカラフルなマシンが次々に加速して行く。GP250クラスの決勝ではYAMAHA YZRの松戸が最大のライバルとなる。一方、F.C.C. TSR嘉陽はケガの状況が心配されるが、一発の速さがあるだけに要注意である。
大治郎はコースインすると積極的に前に出て行く。1周目を3番手で通過すると1コーナーで、早くも先頭に立ちクリアな状況で周回を重ねる。松戸はショートカットしてピットに戻り、Tカーに乗り換えて再びコースイン。嘉陽のAC28Mはコントロールラインを通過せず、ピットロードに向かっている。
大治郎のNSRが3周目のコントロールラインを通過、2分11秒453でトップ。松戸はストレートをラインを外して慣らし走行らしく全開ではないようだ。再スタートを切った嘉陽はまたもピットイン。シートを外し、時間のかかる調整をしている。大治郎の4周目は2分10秒502、5周目には2分10秒123で順調にタイムを縮めトップを維持している。松戸は2分11秒231がベスト。嘉陽はその後2回のピットインで結局1回もコントロールラインを通過することなくウォームアップ走行を終えた。大治郎はその後、クリアラップがとれず結局5周目にマークしたタイムでセッショントップでウォームアップ走行を終えた。マシン、大治郎とも好調のようでノンストップで15分間を走り切った。
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