「レーサーズ」連勝飾る!!チャリティーは交通遺児育成基金へ

レーサーズ第1回チャリティー野球大会が神宮球場で行われた。
平日であるにもかかわらず350人の熱心なファンに見守られてライダーたちは大健闘した。
秋晴れの空の下で行われた大会にはプロ野球ヤクルト・スワローズの藤井秀悟投手が始球式に駆けつけ、実況はピエール北川、解説に阿部典史、中野真矢、青木拓磨といった豪華な顔ぶれとなった。
監督代行の加藤大治郎夫人の真樹子さんも初参加で大いに盛り上がった。

画像提供、レポート: 佐藤洋美

結成3年目ながら、一度も勝ったことのないレーサーズは、モーターマガジン社との第1試合でも1点を先行される苦しい展開、そこから反撃し逆転に成功。だが、追いつかれ6対6の同点で迎えた5回の表、死球を受けた井筒仁康が、相手チームのリリーフとして途中登板の岡田忠之に突進、笑顔の乱闘に発展、この回で、一気に5点を奪取した。

その裏、満塁のピンチを高橋江紀が無安打1失点に抑えて勝利、試合終了の挨拶では相手チームが事前の約束とおり「参りました」と土下座。
ナインは真樹子監督代行を胴上げして歓喜に酔った。
お昼休みには選手たちがサイン入りのボールをスタンドに投げ入れファンとの交流を楽しんだ。

タンデムスタイルとの第2試合は真樹子監督代行の始球式でスタート。開始直後から打線が好調で、トップの玉田誠のヒットを皮切りに、4番岡田忠之の左翼超え適時2塁打など打者12人を送る猛攻でいきなり6点を先制、4回までに大量11点をリードした。

辻本聡、井筒仁康、安田毅史らの好投、岡田、清成龍一らの好守もあって相手を2回裏の1点に抑えていたが、5回裏にマウンドにあがった玉田が大乱調、安打に四死球、さらには失策も絡んで6点を奪われた。それでも最後の打者を三振に切って取りゲームセットで2連勝を飾った。

最優秀賞には安田毅史が選ばれ藤井投手のサイン入りグローブをゲット。
敢闘賞として日テレ賞を送られたのは清成龍一と高橋江紀。健闘賞として加賀山就臣と芳賀紀行にはヒョウドウ賞が送られた。
選手会としてライダーたちとの連絡等に務めた亀谷長純にはマネージメント賞として藤井投手のサイン入りキャップが送られた。
キャプテンの辻本聡は「皆の上達に驚いた。この勝利は皆で勝ち取ったもの」と皆の健闘を称えた。解説の阿部や中野も、次は解説ではなくて選手としてグラウンドに出たいとレーサーズ入会を誓っていた。

ライダーたちのエラーや三振での罰金、入場してくれたファンの方々の善意で15万2076円となり11日に「財団法人 交通遺児育成基金」 に贈られた。


○参加ライダー、 1 井筒仁康、 2 沼田憲保、 3 辻本聡、 4 坂田和人、 6生見友希雄、 7 加賀山就臣、 19 松戸直樹、  20 吉川和多留、 21 藤原克昭、 23 岡田忠之、 24青木拓磨、 33 伊藤真一、 41 芳賀紀行、 45 武田雄一、 54 清成龍一、 61 芹沢太麻樹、73 青山博一、 81亀谷長純、 83 安田毅史、 100 玉田誠、 193 高橋江紀、 999 青木宣篤、(背番号順)、解説 阿部典史、中野真矢、青木拓磨

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