8時間耐久レースの公式セッションは、今日からの特別スポーツ走行・公式練習で幕を開けた。
今年は今までより1回少ない6回のピットインでライダー交代を行い、新記録となる220周の周回で優勝することを目指すとの発表がHONDAから出された。これにより決勝レースでライダーが一度に乗る周回数が増える事となる。また、先のイギリスGPで骨折を負った宇川から、第3ライダーのコーリン・エドワーズにパートナー変更となることも併せて告げられた。
大治郎は、「意外とエドワーズのセッティングでもすんなり乗りこなせる。」と話す。マシンポジションについては自分の好みをスタッフに伝えたようだ。そして大治郎は午後のスポーツ走行時に2'08.0をマーク。GPライダーの適応力を示す結果となった。夕方の公式練習では大半の時間をエドワーズによるロングランのために使い、大治郎は数周走ったのみでセッションを終えた。
8耐は海外のメディアも毎年注目し、イギリスから取材に訪れた記者からのインタビューにも応える大治郎。内容はWGPで新たに供給されるRC211Vの話題も出てくるが、今の大治郎は目の前にある8耐の意気込みを語っていた。